今日の午後は、水島生協会館で開かれた「2015平和フェスタ」での小森陽一9条の会事務局長(東京大学大学院教授)の話を聞きに行きました。小森さんは「憲法を守り発展させるために~いま私たちにできること」と題して講演。まず「イスラム国による邦人人質殺害事件」での安倍首相の重い政治責任について、人質になっていることを知りながらの中東の歴訪と現地対策本部を後藤さんの居場所を知っているトルコでなく、空爆をしているヨルダンに置いたことを取り上げました。そして、今の中東の問題はアメリカなどがイラクを攻撃したことが発端で、戦争では何も解決できないと強調しました。
また、今の政治状況について小森さんは、9条ブランドを捨てようとしている安倍政権に対して国民的運動によりぎりぎりのことろで切れ目ができているとし、安保法制を今国会に出させない世論をどうつくるかが問われており、戦争をする国にするかどうか、戦後70年の今年が正念場。子や孫の将来のためにも草の根の運動を頑張ろうと強調しました。
とてもわかりやすく、自分たちの闘いに確信がもてるお話で、講演を聞きながらの涙を久しぶりに流しました。