22日23日と浅口市議会民生常任委員会の行政視察があり、四国中央市と松前町の認定子ども園を中心とした子育て支援策を視察しました。
「認定子ども園」とは「就学前の子どもに対する教育・保育・、並びに子育て支援を総合的に提供する施設を備えたものとして、知事が認定する施設で、幼稚園と保育所が連携して一体的運営するもの」と言われています。岡山県内では余り設置されていません。
22日に行った四国中央市では、子育て支援の制度や施設などを紹介した「子育て応援ハンドブック」(写真)の発行に見られるように子育て支援策に熱心である様子でした。四国中央市の認定子ども園は2園で、どちらも学校法人が設置したものでした。
23日に行った松前町の認定子ども園は1園。ここも学校法人が設置したもので、施設は体育館もプールも立派で、町外からも少なくない入園児がいるとの説明がありました。
どちらも、保育に欠けるか否かの判断は行政が行い、入所については施設と保護者の直接契約となっています。
またどちらもしっかりとした学校法人が設置しているようですが、こうした法人がない自治体は設置が困難な気がします。
政府は2015年4月から子育て支援法を本格的に実施する考えですが、「市町村は保育を必要とする子どもに対して保育をしなければならない」という児童福祉法第24条を基本に位置づけるべきです。
子どもは誰もが、心身ともに健やかに生まれ、育てられる権利をもっています。人権として保障するということは「自己責任」や「助け合い」でななく国と地方自治体が責任をもつと言うことです。
今後、保育をサービス業化(商品化)しないように注視することが求められています。