10月26日、17日と浅口市議会都市計画調査特別委員会で京都府綾部市に、都市計画区分(線引き)廃止についての行政視察に行きましたが、視察で学んだことを報告します。 綾部市は人口約34,000人、面積34haで人口は浅口市とほぼ同じです。昭和56年に市街化区域と市街化調整区域の線引きを導入。人口の半分が市街化区域以外に住んでいました。市では新たな街づくりへ、線引きを廃止して、定住促進を目指そうと平成23年度から検討を開始。平成28年5月10日に線引きが廃止されました。実質の作業は約3年でした。浅口市では廃止に約5年ということですが3年という短期間で廃止できたのは、都市計画区域が広域でなく綾部市だけで、浅口市のように他の市町村の同意を基本的に得る必要がないことが最大でした。
なお線引きの廃止により、市街化区域内のある農地の固定資産税評価が宅地並みに評価から一般農地の評価になり固定資産税と都市計画税の賦課額が下がります。綾部市では平成29年度の試算で2400万円下がるといことですが、今後線引きの廃止による、開発でカバーしたいということでした。浅口市でも今後そのあたりも課題になりそうです。
月別アーカイブ: 2016年10月
JRとの工事協定の締結へ!
警報発令に関わる子どもの弁当について!
浅口市では、今年9月に二回、警報が出される可能性があるとして前日に学校給食をつくらない決定をしています。そして金光地域では、最初の日は朝7時の時点で警報が出されてなくて学校に行く場合は弁当持参という指示が出され、実際に弁当を持参しました。二日目は警報が出されてなく学校に行った場合でもお昼前には下校しました。なお最初の日の措置は金光地域の小中学校だけで金光地域以外は午前中で下校しています。授業をしたいことも含め、判断が難しいのは理解できますが、少なくても朝の時点で弁当を作るのは避けてほしいとの意見がありました。また午前中で帰る場合はだれか家にいなければならないという声もあります。一昨日教育委員会に行き、教育次長らと協議しました。趣旨はよくわかったとの返事。適切な対応を求めました。
倉敷西部清掃施設組合議会!
値上げが前提のアンケート?トレーニングルーム!
浅口市健康福祉センター内にあるトレーニングルームは多くの市民が利用しており、健康増進や体力づくりの面で大変好評な施設です。利用料金は市内の方は一回200円で65歳以上の方と障がいのある方は無料です。市は利用料金の検討を行う材料として利用者向けにアンケートを実施しています。アンケートをするのは結構なことですが、アンケートを見ると選択項目に現状維持がなく、「値上げするとしたら」となっており、例えば65歳未満の利用料金についての答えは 1 250円 2 300円 3 350円 4 その他( )となっています。また65歳以上の方の利用料金についての答えは 1 100円 2 150円 3 200円 4 その他( )になっています。
なおこの施設については、2012年の3月議会で、65歳以上と障がいのある方は通常の半額の利用料金にする条例改正案を提出しましたが賛成少数で否決されています。こういう経過からも現状維持の選択項目はあってしかるべきと思います。値上げが大前提のアンケートはおかしいと利用者からの声も上がっています。
法以前の問題で、一般社会の常識!
昨日、日本共産党の小池書記局長は参議院予算委員会で菅官房長官、稲田防衛相、高市総務相が自民党議員らの政治資金パーティ券代を支払った際、白紙の領収書をもらい自分で金額を書き込んでいたことを追求、3閣僚は金額を書き込んだことは認めたものの「パーティ主催者委託を受けており問題ない」との見解を示しました。自民党内では白紙領収書のやりとりが常態化していることを示しています。
また、高市氏は「法律上の問題は生じないと考える」と開き直っていますが、政治資金規正法第11条では「当該支出の目的、金額及び年月日を記載した領収書」の徴収を義務づけています。そもそもどんな理由があろうと金額などを書いていない領収書は領収書と言えない。これは一般社会の常識です。