10月26日、17日と浅口市議会都市計画調査特別委員会で京都府綾部市に、都市計画区分(線引き)廃止についての行政視察に行きましたが、視察で学んだことを報告します。 綾部市は人口約34,000人、面積34haで人口は浅口市とほぼ同じです。昭和56年に市街化区域と市街化調整区域の線引きを導入。人口の半分が市街化区域以外に住んでいました。市では新たな街づくりへ、線引きを廃止して、定住促進を目指そうと平成23年度から検討を開始。平成28年5月10日に線引きが廃止されました。実質の作業は約3年でした。浅口市では廃止に約5年ということですが3年という短期間で廃止できたのは、都市計画区域が広域でなく綾部市だけで、浅口市のように他の市町村の同意を基本的に得る必要がないことが最大でした。
なお線引きの廃止により、市街化区域内のある農地の固定資産税評価が宅地並みに評価から一般農地の評価になり固定資産税と都市計画税の賦課額が下がります。綾部市では平成29年度の試算で2400万円下がるといことですが、今後線引きの廃止による、開発でカバーしたいということでした。浅口市でも今後そのあたりも課題になりそうです。
都市計画特別委の視察で学んだこと!
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