投稿者「桑野かずお」のアーカイブ

議会報告会を開催!

  浅口市議会は、10月29日に鴨方の健康福祉センターで平成29年度の議会報告会を開催しました。今年で5年目となる議会報告会ですが、今回は総合計画の概要を報告し、加えて①都市計画区域について ②金光駅周辺整備事業について ③市内進出企業の動向について説明しました。
 参加者からは第一次総合計画の総括の内容は。人口減について市議会での議論は。などの質問が出されました。これらについては一般質問はそれぞれするものの、議員間での論議はなされてなく今後議員間討議が必要と感じました。
 報告会の最後には、市議会に対するご意見・ご要望についてお受けしましたが、9月議会での議員数の削減と議員報酬の増額についての意見が出され、特に改選がある来年4月でなく今年10月からの引き上げについてや反対者が6人(賛成10人)いる中での可決については評判が悪く説明が必要などの意見が出されました。またこの日の議会報告会に参加した市民が少ないなどの意見もありました。
 なお、この報告会は11月4日(土)午前10時から寄島公民館。午後1時30分から金光公民館でも開催されます。ご参加ください。
 

議会改革を学ぶ!

  10月11日と12日の両日、浅口市議会議会運営委員会では山口県萩市と防府市を行政視察しました。概要についてお知らせします。
 萩市議会では平成26年議員の定数や議会運営全般について協議する組織を議会内に設置。27年9月議会で定数を26人から20人削減しています。また一般質問の在り方や議会の見える化などについて議論してきました。また防府市議会では、議会改革推進協議会を設置し、議会概要報告会の実施、議員間での政策討論会の開催、市民との議会懇談会や議会モニター制度などを実施しており議会改革に熱心に取り組まれていました。また市民を対象にしたプロを招いての議場コンサートの実施などはユニークな取り組みでした。

保険証の抜き取りがしにくい!

  
浅口市では10月1日から使用できる国民健康保険証が送付されています。今日、少し手に障がいがある方に呼び止められ「保険証の抜き取りがしにくい、昨年まではこんなに苦労しなかった。障がいがあったり高齢の方は特にしにくいのではないか、改善してほしい」とのことでした。さっそく対応したいと思います。

議員定数削減(2減)議員報酬の増(議員5万円)を可決!

  
浅口市議会は今日最終日を迎え、委員長報告、議員の討論採決が行れ、すべての議案は原案どおり可決しました。議員発議の「浅口市議会議員定数条例及び浅口市市議会議員の議員報酬及び費用弁償の一部を改正する条例」は議員定数を次の選挙から18人を16人にして、議員報酬は今年の10月から議員は35万円を40万円に、副議長は38万円を43万円に、議長は45万円を47万円にするもの。採決の結果、賛成10反対6で採択されました。討論では賛成討論が福田玄議員、反対討論が、井上邦男議員と私でした。なお私の反対討論の要旨は以下のとおりです。また「国民の権利と安心・安全をまもる公務・公共サービスの拡充」を求める陳情書など二件の陳情は採択されました。

「議員定数の削減について反対する第1の理由は、市民のくらしを守る上で、今まさに18名の議員が必要だからです。
  いま、市民のくらしは、ますます厳しさを増しています。
  一人ぐらしの高齢者も増え、子どもの貧困が広がり、生活に困難をかかえる市民が増えている今日、私たち 18名の議員がそれぞれの地域で、市民のいのちとくらしを支えるために懸命に活動する事がますます求められいます。

  2つ目は、市民の中に「議員の数を減らすべき」という声があることについての対応です。
 本来、市民の声を代弁するはずの議員を減らせと言う声がなぜあがるのか。それは、議員や政治に対する不満や不信があるからです。
 全国各地で、議員の政務活動費の使い方についての不祥事。さらには人間性を疑うような反社会的行為が、市民の怒りや不信を生んでいます。そのような怒りや不信の矛先は私たち浅口市議会議員にも向けられています。そうした中、私たちは自らが決めた、議会基本条例や議員政治倫理条例にのっとり、品位を損なうような行為を慎み、市民の付託にこたえられる議会活動の前進と政策立案能力を高めていき、市民の信頼を得ていくことがまずは大事だと思います。

 定数削減に反対する3つめの理由は、議員の定数問題は地方政治における民主主義の基本問題という点からです。
  いうまでもなく議会・議員の役割は、憲法の地方自治にもとづく、住民から直接選挙で選ばれた首長と住民の代表である議員で構成する議会との二元代表制の下で、市民の多様な意見をくみあげ、市政と市民をつなぐパイプ役としての役割、また市政をチェックし、執行機関に対する批判、監視役としての役割、そして政策提案・立法の役割があります。
 議員定数の削減によって、こうした役割が縮小されることがあってはならないと思います。
  以上3点の理由により、議員定数削減に反対いたします。
 議員報酬の引き上げについて反対理由を申し上げます。私は議員報酬については、引き上げることに全く反対の立場をとるものではありません。
 しかしながら、今回、いきなり議員発議でというやり方の問題、そして引き上げの額などについて、市民の理解が得られるとは到底思えないため反対をします。
現在浅口市議会議員の報酬は月額35万円であり、著しく高いものではありません。この金額では議員は他に仕事を持つ人や片手間に議員をやる人しかできないことになり、議員報酬のみで本気で市民の声を議会に届け、喜びも悲しみも市民と共有して市民の立場で頑張るという議員は少なくなってしまいます。また、子育て中の若い人も議員に出にくくなります。
しかしながら議員報酬の原資は市民の税金でありますから、可能な限り市民の理解を得ることが重要であると思います。議員報酬の引き上げもある面では必要かもしてませんが、いまの日本は、派遣社員の固定化や官制もふくめたワーキングプアこそが問題であり、これを根本的に変えていき社会全体の賃金水準を引き上げることが重要であります。加えて行政をしっかりチェックして徹底的に無駄を省き、市民の暮らしを守るために全力をつくすことが大事だということをお訴えして反対討論とします。」

農業委員会制度が変わります!

  
昨日は浅口市議会産業建設常任委員会を傍聴しました。委員会は「浅口市農業委員会の委員等の定数を定める条例の制定について」などの議案が審査されました。
 なお、農業委員会制度の変更点の概要は以下のとおりです。
* 平成28年4月1日より「農業委員会等に関する法律」が改正されました。
 「農地等の利用の最適化の推進」が農業委員会の最も重要な事務として位置付けられ、農業委員に加え、新たに「農地利用最適化推進委員」が設置されました。
 浅口市では、現農業委員の平成30年7月31日任期満了後に新制度へと移行します。
新しい農業委員会制度のあらまし
1.農業委員会の役割
 従来の農地法等による法令業務だけでなく、農地等の利用の最適化(担い手への農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消、新規参入の促進)の推進が必須業務となりました。
 
2.農業委員は市長の任命制となりました
 農業委員会法の改正により、農業委員はこれまでの公選制から、市議会の同意を要件とした市長の任命制となりました。
 なお、改正後の浅口市の農業委員の定数は12人。推進委員の定数は13人です。
 

陳情二件を採択!

 
 今日は浅口市議会総務文教常任委員会に出席しました。委員会では「財産の取得」「一般会計補正予算」などが審査され、私もいくつかの点について質問しました。
 また陳情の「国民の権利と安心・安全をまもる公務・公共サービスの拡充」を求める陳情書と教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2018年度政府予算に係る意見書採択の要請については採択されました。
 その他では、総合防災訓練を今年は11月3日に三ツ山スポーツ公園で行い、初めて避難所開設訓練も行うとしました。

議員定数の減、議員報酬の増を発議!

 
 浅口市議会は昨日一般質問三日目。二人の議員が下記のとおり一般質問しました。また議案の発議と議案質疑が行わました。
 〇伊澤 誠議員 1 小学校・中学校の夏休みの短縮について 2 老朽化した橋梁の点検・修繕について
 〇福田 玄議員 1 教職員の働き方改革について
なお議員発議されたのは「浅口市議会議員定数条例及び浅口市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について」で次の市議会議員選挙から定数を18人を16人に、今年10月1日から議員報酬を議長は45万円を47万円に、副議長は38万円を43万円に、議員は35万円を40万円に総額するものです。提出者の竹本幸久議員は提案理由として、「合併後議員定数は24人から20人に、20人から18人に削減されたが報酬は35万円で推移している。合併時に報酬を40万円にするということだったが一部の議員の反対でできなかった。市民の声として報酬より議員が多いという声もある。議員は市民の声を聞くために市民が自由に来れる事務所が必要で、事務所があれば維持管理費が必要。今回の質問者も様々な所に視察に行っており、また被災地にも行っている。報酬審議会にかけてもらうのが筋だが合併時のこともあり発議にした。充分政治活動ができるようにお願いしたい」などと説明しました。