11月4、5日の両日、浅口市議会総務・文教常任委員会の行政視察に参加しました。この視察で学んだことを報告します。岐阜県多治見市では総合計画とわかりやすい予算書の発行について視察しました。総合計画は市政の基本的ルールを決めた自治基本条例である「「多治見市市政基本条例」に基づいて作成しており、以前は前期5年後期5年だったものを市長の任期に合わせ4年4年に変更しています。計画は小ぺージでわかりやすいものにしていて、書いたものは実行することにしているようです。また議会も全会一致で特別委員会を設置して、1議員1提案を実践しています。そして人口推計以外はコンサルに委託しないで職員が計画を作成しているのも特徴です。またわかりやすい予算書の作成は、予算書を市民の方にわかりやすく情報発信をすることを目的にしており、希望者には有償で配布しています。しかし概要について広報誌への掲載もしているため最近では希望はないようです。
また岐阜県恵那市では、子育て支援施設「こども元気プラザ」を視察。この施設は市の図書館の移転に伴い跡地利用を検討する際、子育て施設にすることになり、平成20年1月に改修をして開設したものです。プラザは児童館と違い、主に乳幼児を持つ親子が気軽につどい、交流し合う場所で、利用料は取りません。また指導員は、常勤・非常勤合わせて10人の臨時職員がおり、26年度実績で延約19000人の親子が利用しています。浅口市もこういう施設が必要だと思いました。
二つの市を視察し、共通しているのは、必要な数の職員を配置していることで、この辺りは浅口市との違いかと思いました。やはり住民サービスの充実のためには、きちんと職員を配置することが必要です。