7月26日に三宮で開かれた地方議員研修会に参加して、森裕之教授を講師に「子どもの貧困について」を受講しましたのでその要旨について報告します。
〇 今の子どもの貧困は、親の責任でない場合が多く、自治体課題の中心の一つにしなくてはならない。同時に貧困の連鎖があるため親の貧困対策が大事。答えは画一的でなく、地域の状況により対応が求められている。
〇 絶対的貧困は少なく、相対的貧困(人と比べて)が多い。人の買えるものが自分は買えない。
一人親家庭の子どもの貧困率は世界で最も高く50.8%(2017年)。特に母親の一人親が多い。
〇 生活保護制度からもれている人を救うのが生活困窮者自立支援制度で、この制度の充実が求められており、自治体は申請主義でなく相談を受けることが大事。基本的に生活保護は現金で、自立支援制度は現物である。
〇 子どもの病気未受診の理由として親の無関心、理解不足も比率が高い、子どもの医療費無料化の年齢拡大とともに自治体のアラトリージ(おせっかい主義)が大事。
〇 子ども食堂は、SOSを発見する場になる。また新たな地域社会づくりの場になる。
〇 子どもの貧困対策条例をつくることも大事。
子どもの貧困対策を学ぶ!
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