月別アーカイブ: 2017年8月

浅口市議会9月定例会始まる!

  今日から浅口市議会の9月定例会が開会しました。この日は市長の政務報告、各委員長報告、議案の提案などが行われました。
 なお栗山市長の政務報告の概要は次のとおりです。1 安心・安全なまちづくり・・・災害はいつ起きるかわからない、減災の取り組みが重要、体制の強化、事前準備、地域の防災力の強化を進めたい。 2 地域づくり・・・自閉症・情緒障害通級指導教室を六条院小の一部で実施したい。高齢者の支え合い事業を進めたい。 3 教育・地域文化・・・グローバル化へICT環境の整備を、プログラミング教育の推進へ人間ロボットを日本で初めて導入する。 4 住民自治・協働・・・地域おこし協力隊を1名増やし5名にしたい。定住移住の促進へ工業団地進出企業を含め市内11社で浅口就職フェアを実施する。天文も街へ、岡山天文博物館をリニューアルする。ふれあい号の車体へ天文の街のイメージをペイントする。 5 行財政運営・・・本庁支所のあり方を全庁体制で検討中。また業務の見直しに取り組んでいる。

質問通告!

  
明日から浅口市議会の9月定例会が開会されます。明日、議長あてに質問通告をします。

 1 自然災害への備えを充分に
   1)事前復興政策についてどうお考えか
   2)受援力について・・・自然災害が起こるという想定をして、
     どこにも頼らずにオールマイティの自治体をつくるという
     ことでなく自らできることと支援を受けることを明確にし
     ておくことが重要だと思うがどうか。受援計画はできているか。
 2 今後の国民健康保険税について
   1)国保は来年4月に運営主体が市町村から都道府県に移行します。
     岡山県は先日新たな保険料の算定基準となる市町村別の標準保険
     料の試算を公表しました。浅口市に示された標準保険料などの概
     要についてお聞きします。
   2)来年度を含め、浅口市の今後の国保税はどうなるのかお聞きします。
 3 障害者福祉について
   1)浅口市の障害者福祉政策の概要は
   2)市内での知的障害者などの福祉サービスや作業所などの現状はどうか
   3)知的障害者などの居場所づくりについて

市民のために、実効性のある改革を!

 
昨日は、赤磐市で開かれた岡山県市議会議員研修会に参加しました。講師は(株)地方議会総合研究所の廣瀬和彦氏でした。廣瀬氏は「議会改革における課題と対応」と題して講演。冒頭、多くの地方議会で議会基本条例を制定しているが、現実とギャプがあり解消が求められていると話し、4年に一度くらいは検証が必要としました。さらには条例について、作った目的がはっきりせず、逆に議会を縛ることになっているところもあると指摘しました。その後いくつかの点で問題点をあげました。まず議員間討議については実施率が低く、当初の理念からはかけ離れているとしました。反問権については、特定な議員に対する感情的な意味での行使になることや議員はどうしても情報や知識が少ないため明確な議員の答弁がしにくいとし、議会報告会については、報告を少なくして参加者の意見を聞く時間を増やし、他の機関との連携や共催が望ましいとしました。講演の最後に廣瀬氏は、市民のため実効性のある議会改革をめざしてほしいと強調しました。

浅口市議会は8月29日に開会!

  
昨日は浅口市議会の議会運営委員会に出席しました。委員会では9月定例会の提出議案の確認、日程などが審議され、会期は8月29日から9月14日までの17日間となりました。また岡山県国家公務員労働組合共闘会議から出された「国民の権利と安心・安全をまもる公務・公共サービスの拡充」を求める陳情書など陳情2件は総務文教常任委員会に付託されることになりました。

浅口市議会の議会運営委員会の新メンバー決まる!

  浅口市議会ではこれまで議会運営委員会の委員(定数6)は会派による運営をとっており、会派への配分はドント方式で按分してきました。先日、市議会の最大会派である浅政会が解散し、3人の委員から辞任届が出されました。そのため今後の議運の選任についての各議員の意見を聞こうということで本日全員協議会が開催されました。
 私は「現在会派に所属する議員が6人いるのでドント方式で選ぶのが普通であるが、あえて言えば、会派以外の議員は議会運営委員になれないので民主的でないと思う」と発言しました。議論の結果、会派による運営をやめることになり、希望者により委員会を構成することになり、私も委員になりました。
 その後、議会運営委員会が開催され、委員長に井上議員、副委員長に私が選出されました。

金光駅前交番、建て替えへ!

  昨日は、浅口市議会総務文教常任委員会に出席しました。執行部からの報告としては、➀、本庁・総合支所(分室)の業務見直しの進捗状況について、6月に課長以上でプロジェクトチームを立ち上げ、専門部会で本庁への集約業務を検討している。同時にワーキンググループも立ち上げ窓口部門についての検討をしているとして10月末には案を作成したいとしました。➁、金光駅前交番について、31年が経過し老朽化しており、岡山県警は32年度までに建て替える方向であり、場所については現在の付近で検討している。市としても協議したい。➂、阿藤白海記念公園内にある不登校などの子ども達が利用する適用指導教室について、里庄町の児童・生徒の利用も認めたいとの報告があり私は何点か質問しました。
 さらに私からは、その他として政府の今年度のいわゆる骨太の方針で、地方自治体が基金を多く積み立てていることについて、新たな埋蔵金だとして交付税の削減などについて検討していることを指摘。地方が苦労しながら積み立てているものについて交付税を削減することは許せないものであり、必要な意見をあげてほしいと要望。田村副市長はそうであるならばいろんな機会をとらえ意見したいと答えました。

「地方議会を再生する」を読み終えて!

  「地方議会を再生する:相川俊英著」、この本は「役に立たない地方議会」「わが町の議員はだれがなっても同じ」などという市民の声に対して、「住民参加」「首長に妥協しない議会」を旗印に議会改革に着手した長野県飯綱町議会を取り上げている。
 この本では、ほとんどの議会が議決の役割をこなしているにすぎず、それも首長提案を丸飲みする「追認機関」となっており、こうした状況について、邪魔されないなどの理由で多くの首長が仕事がしやすいと感じていると指摘。また、北海道の栗山町議会などで始まった議会基本条例を多くの議会で制定していることについては、独自性がなく、実践的でもなく、まるで条例を制定することが目的化しているとも指摘。さらには、所属する政党の日常活動に奔走したり、自らの意見をもたずに所属する会派の決定に黙って従うだけの議員では議員力のアップにつながるはずもないとも言っています。
 こうした中で、飯綱町議会では財政破綻寸前の状態に陥ることを議会としてチェックできなかったことを最大の反省として議会改革に着手。議長も務めた議員の強力なリーダーシップのもと、「学習などによる議員力のアップ」「政策サポーター制度のもとでの政策立案能力の向上」「議員間討議の推進」などを成し遂げている。
 そのために血のにじむような議員間の議論をしている。
 本が指摘しているように、議会改革について議員の中には「忙しくなる」「必要ない」などと思う議員は必ずいる。しかしこれを克服したことはすごいことだと思う。
 浅口市議会も「議会基本条例」「議員政治倫理条例」を全会一致で制定している。しかし今の議会で条例の理念が生かされているかといえばとてもそうは思えない。さらに言うと条例を生かそうという議論さえもできない状態が続いているのが現実である。それを克服することはそう簡単なことではないと私は思う。