昨日は倉敷市で開かれた山陽時事問題懇談会に参加しました。演題は「防災の在り方~地域共生・創生
も視野に」で,講師は兵庫県立大学の木村怜欧氏でした。木村さんは、「岡山には地震がない」と思っている人が多いが偶々であり、「わがこと意識」が大事である。南海トラフで和歌山県串本町は3分で10mの想定だが、瀬戸内海の場合2時間前後に4m「浅口市は252分で2.8m(県)3m(国)」なので避けることもできる被害もある。また南海トラフで発生する地震の確率は2034年±15年。今後訓練により計画を完成させることが大事であり、マニュアルは作るためでなく使うためにある。そしてすべての前提は自分が助かることで、自分が助からなければ人を助けることができない。などと強調しました。

投稿者「桑野かずお」のアーカイブ
第40回市町村議会議員研修会で学んだこと!
5月15日と16日に神戸市で開かれた第40回市町村議会議員研修会に参加しました。主に感じた点について報告します。初日は記念講演があり、西堀善久夫愛知大学教授が「自然災害への備え」と題して講演。西堀氏は、自然災害の被災者は基本的に社会的弱者や経済的弱者に集中する。それは住宅の強度や被災後の対応力の差などによるもの。自然の変化を防ぐことはできないが、それが大災害になるかどうかは社会の在り方による。東日本大震災では、自治体連携という新しい災害支援という形が生み出された。これを発展させていくことが日本の地方自治と有効な災害復興につながる。今後は事前に復興まちづくりを準備しておくことが大事で、計画だけでなく住民参加で日々のまちづくりを展開することも大事である。また「受援力」として、自らできることと支援を受けることを明確にしておくことも必要で、「受援計画」を立てることが求められている。
二日目は、選科で長友薫輝三重短期大学教授が「我が事として丸ごと国保の都道府県単位化をとらえる」と題して講義がありました。長友氏は、国は社会保障費を抑えるため「介護から地域に」「専門職のサービスから非専門職のサービスへ転換」してきている。今後は医療保険と介護保険がターゲットで、マーケット化も狙っている。国保の単位化後は、医療費の推計は県が行い、県は市町村に納付金を提示するとともに標準保険料を提示する。市町村はそれを参考に保険料率を決めることになる。今の国保の最大も問題は国が公費負担を大きく削減したことにある。払える保険料にして将来の納税者を増やしていくことが大事である。

小学校の統廃合、当面やる予定はない!
今日は浅口市議会総務・文教常任委員会に出席しました。委員会はまず所管施設の視察が行われ、市立六条院子ども園と六条院小学校なかよし児童クラブを視察しました。その後委員会は、執行部から本庁と総合支所等の在り方について、今年度はプロジェクトチームをつくり業務、人員配置、庁舎のレイアウトなどを検討して基本計画案をつくること。河川事務所が最大規模降雨による洪水浸水想定区域が示したことを受けて今後対策について関係機関とともに検討したい。地域おこし協力隊が4人になったことが報告されました。
私はその他で、学校の統廃合について「60年ぶりに文部科学省が改定した{公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引}では学校規模の適正化で{小学校で6学級以下、中学校で3学級以下の学校については、速やかに統廃合の適否を検討する}としている。私は子どものためにも、地域のためにも統廃合はどうかと思うが教育委員会として検討しているのか」と質問。執行部は「金光竹小学校については、複式学級について今後検討する可能性はあるが、統廃合については教育委員会など含め協議したことはない」と答えました。








